【福山市の家づくり】注文住宅を建てる際の決めることリストを一挙ご紹介します
2024.12.04
自由度の高い注文住宅なら、自分のこだわりを詰め込んで楽しみながらの家づくりができます。でも、実際に家づくりを進めると「こんなに決めることが多いの…?」とびっくりする方も実は多いです。
何も分からずに注文住宅を建て始めるとあまりにも多い“決めること”に妥協…。そんな後悔をしないように、事前にある程度は知っておきたいという方もいらっしゃるでしょう。
今回は、一般的な家づくりで考えておきたいポイントを「決めることリスト」にして注文住宅をご検討中の皆様にご紹介していきます。
注文住宅を建てる際の“決めることリスト”
家づくりの流れのなかで段階ごとに整理した“決めることリスト”を見ていきましょう。
準備段階で決めること
まずは、「家を建てたい」という気持ちは定まっているものの、具体的に何も決まっていない“準備段階”で決めることについてです。
① 情報収集“建てたい家”のイメージを決める
住宅情報誌やインターネットで、注文住宅で建てたい家のイメージを掴みましょう。
「スタイリッシュな印象にしたい」「和風の落ち着いた雰囲気にしたい」など、自分の好みにこだわれるのは注文住宅の醍醐味ですよね。
さまざまな住宅会社のHPを見ると施工事例が紹介されているので、家づくりのヒントとしてまとめておくと今後役立ちます。
② 自己資金や住宅ローンなど“お金のこと”を具体的に考える
こだわって建てられる注文住宅は、建売住宅や中古住宅と比べると高くなりがちです。先立つものはお金ですから、初めの段階で「いくら出せるか」を大まかに決めておくことをおすすめします。
家は高額ですから住宅ローンを使う人も多いでしょう。でも、諸費用など融資がおりる前に必要になる現金もあります。「自己資金はいくら出せるか」きちんと考えておくことが大事です。
また、住宅ローンを利用する場合、
・毎月いくらなら返済にあてられるか
・ボーナス払いをどうするか
・返済期間はどのくらいにするか
・金利タイプ(変動・固定)をどうするか
を決めなければなりません。
収入から「住宅ローンの返済+生活費」を引いてゼロとなると貯蓄ができず、今後の突発的な支出に対応できなくなります。少しゆとりのある返済計画も大切です。
家を建てた後、転職や退職などで収入に変化が起こるケースもあります。そんなとき対応できるように“ギリギリの暮らし”にならない住宅ローンの返済額を考えておきましょう。
③ 土地探しについて考える
土地探しからスタートの人は、準備段階として「どのエリアに建てたいか」を考えましょう。職場までの通勤、学校までの通学路、スーパーまでの行きやすさ…など家族の生活のしやすさも考えて、エリアを絞ることが大切です。
ただ、「建てる家」のことが具体的に決まっていない段階で、土地だけを先に買うのはおすすめできません。
というのも、建てたい家の間取りによって“必要な面積”も変わりますし、先に土地を買ったばかりに「希望の間取りが実現できなかった…」というケースもあるからです。
土地購入の予算に合わせつつ「気になる土地」の候補をいくつかリストアップ、住宅会社が決まったら具体的に土地購入を進めていくといいでしょう。
ここ福山市は美しい自然が身近で温暖な気候。そんな福山市で土地選びから注文住宅を建てたいと注目が集まってきています。当社は広島県福山市近辺を中心に注文住宅の実績が多数ございます。土地探しで不安がある方もまずはご相談ください。
また、すでに土地がある人は、土地探しは不要です。ただ、「古家付の土地」なら建て替えとなり、解体工事のことも後から考えなければなりません。解体業者は住宅会社で紹介してくれることもあります。
④ どこで建てる?施工会社を決める
家を建てるときに依頼できるのは、「ハウスメーカー」「地域密着型の工務店」「設計事務所」などです。
大手ハウスメーカーは知名度こそありますが、広告費の関係から建築費用が高い傾向。営業担当者が他県から転勤しているなど、地元に精通していないケースも考えられます。
一方、地域密着型の工務店は“地元中心”というスタイルが多く、建てたいエリアの地域情報に精通しているメリットがあります。豊富な実績があれば、土地選びの相談も任せられます。
当社は、広島県福山市での実績が多数ある工務店です。地元福山に詳しいスタッフがお客様の気持ちに寄り添いながら「福山市の風土にあった家」をご提案いたします。
また、設計事務所は基本的に「設計」がメインです。独特のデザインなども叶えられる自由度の高さがありますが、費用が高額になります。
契約~着工~竣工までの間に決めること
施工会社が決まり、具体的に家づくりがスタートする段階で決めることについてです。
①間取りを具体的に決める
施工会社が決まったら、まずは間取りを決めて図面化していきます。「部屋の数・どんな配置にするか」は、家族構成や今後のライフプランもふまえつつ考えましょう。
キッチン・浴室・トイレなどは暮らしのなかで頻繁に使う箇所ですから、動線をイメージしながら決めることが大事です。
また、
・窓の数、位置
・階段の向き、位置
・玄関の広さ
・収納の数、位置
なども生活に深く密着する部分なので慎重に考えましょう。
施工会社の過去の事例を見るのも間取り決めの際にヒントになります。
打ち合わせの際にメモを取ることも大事ですが、ふだんから家づくりに関して思いついたことをノートなどにまとめておくこともおすすめです。
②敷地に対しての建物の向き、駐車スペースなど
間取りを決めるときに、建物の向きも考えておきましょう。
リビングの向きで人気なのは「南向き」です。1日を通して光が入り込むメリットがありますが、「日中仕事で不在が多い」ケースなら南向き以外も候補にしてもいいかもしれません。
北向きはどちらかと言えば人気はないものの、窓の数や位置、吹き抜けの設置など工夫次第ではそれほど暗さを感じないでしょう。
また、駐車スペースもゆとりを持って確保することが大切です。台数分の駐車スペースがあっても、車の大きさによっては「扉を開けるとぶつかりそう…」「出入りするときに手間取る」という事態になることもあります。
車の出入りや扉を開けた際のイメージを考えつつ、スペースには適度なゆとりを持たせましょう。
③外装・内装・水回り設備を決める
外装や内装、水回り設備など決めることがたくさんです。「いつ決めるか」というタイミングは施工会社によって異なり、「着工前」のケースもあれば、「着工後」に少しずつ決めるケースもあります。
【外装】
・屋根・外壁の素材、色
・玄関扉のデザイン
・外構のこと(塀やフェンス、植栽)
・インターホン
・屋外照明
・外水栓
・ポスト、宅配ボックス
・カーポート、物置
・物干し
【内装】
・壁の素材、デザイン、色
・床の素材、デザイン、色
・天井の素材、デザイン、色
・建具
・下駄箱
・窓、窓枠の色
・階段の手摺
・照明
・収納
・コンセントの位置や数
【設備】
・キッチン、カップボード
・浴室
・トイレ
・給湯器
・エアコン
注文住宅はとにかく決めることが多いです。「デザイン・素材・色」などはお住まいの雰囲気にも直結するので、迷いますよね。「分からないからこれでいいか…」と妥協すると、後悔につながるため注意しましょう。
④家具や家電のこと
新築に合わせて家具・家電を新調する場合、2~3か月くらい前から買う段取りを進めましょう。
家具店、家電量販店などに行くときは、間取り図面を持ちながら、「搬入できるか・設置できるか」を確認しながら購入することが大事です。
また、ときどき起こるトラブルですが「冷蔵庫が入らない…」「ベッドが置けない…」など“欲しい家具・家電”と設置場所の寸法が合わないケースもあります。
冷蔵庫やベッド、ダイニングテーブル、ソファーなど比較的大型サイズの家具・家電の場合、間取りを決める段階で考えておくことをおすすめします。
「このサイズが置けるスペース」というように設置場所を確保しながら間取りを決めることで、搬入時の「置けないトラブル」を防げます。
⑤引っ越しの準備
引き渡しが済めば、自分の所有になり、引っ越しはいつでも可能です。
引き渡しの当日に引っ越す方もいますし、1週間、2週間もしてから入居という方もいます。ただ、「今住んでいる住居」が賃貸の場合、引っ越し日が遅くなるほどに「引き渡し後の新築の住宅ローンの返済」という二重の住居費用がかかります。
それに、引き渡しが終わって長期間空き家にしておくのは、防犯面でリスクを感じますよね。引き渡しが終わったら、できれば早めの引っ越しがいいでしょう。
注意したいのは「引っ越しの段取りを後回しにしない」という点です。特に、新年度の春や、転勤シーズンの秋などは、一年のなかでも引っ越し業者も混み合います。直前になって手配しようとしても予約が難しいなんてことも…。引っ越しが集中するシーズンの土日は予約が埋まっていることも多いです。
引き渡し日が決まったら、できるだけ早めに引っ越しの段取りを進めておきましょう。
また、荷物の量によって料金は変わるので、「前もって見積もりを取ること」「引っ越し日の予約をしておくこと」も大事です。
注文住宅を建てる際に考えておきたい優先順位とポイント
家づくりで大事な優先順位とポイントについてご紹介します。
優先順位を考えておく
家づくりで何を優先するかは家族の考え方で違いますが、最重要となるのが「予算」です。
いくら素敵な家が出来上がっても、住宅ローンの返済が生活を圧迫するようでは不安が大きく残ります。そこで大切なのは、しっかりとした資金計画を立てておくことです。
・自己資金の金額
・建築費用、土地購入費用
・諸費用
・家具家電購入費用
・引っ越し費用
・税金関連
など、どのタイミングでいくらかかるかなど詳しく整理しながら資金計画を立てることが大事です。
特に、諸費用のなかには、住宅ローンに含むことができず、現金で支払わなければならない手付金や住宅ローン手数料、火災保険費用などもあります。「突発的な支出で対応できない」とならないように、事前に詳しい計画を立てておきましょう。
100%を求め過ぎない
せっかくの注文住宅なので、憧れをカタチにしたいものですよね。
事前に住宅情報誌やインターネットで探したイメージを見ながら、あれもこれもとこだわり過ぎてしまう方もいます。理想を100%実現しようとすると、「追加費用…追加費用…」と、いつの間にか予算を軽々と越えるため注意しましょう。
「優先したいもの」「コストをおさえてもよいところ」などを家族間で明確にしておくことも大事です。
まとめ
家づくりでは決めることが多過ぎて、事前にすべてを理解するのは難しいですよね。
通常は、施工会社の方から決めるタイミングなどの説明やアドバイスがあるので、分からない点は相談しながら進めていくと安心です。
ただ、まったく何も想定せずに家づくりをはじめると途中で妥協してしまうことにもなりかねません。今回ご紹介したように大まかな流れをおさえておくことをおすすめします。
また、注文住宅はこだわりが多いほど予算を超えてしまいます。
譲れない条件を整理しつつ、施工会社と相談しながら納得のいく家づくりをして頂けたらと思います。
当社は福山市で注文住宅を建てたい人のご相談をお受けしています。
「何から始めたらいいの?」といったお悩みなどがございましたらお気軽にお問い合わせください。